
「Diamondback(ダイアモンドバック)」や「Holstery(ホルステリー)」といった海外製のツールポーチは、優れたデザイン性や機能性でアメリカ国内の大工や職人から今注目されています。しかし、その価格や特性の違い、日本国内でも流通が増えているとはいえ、輸入工具は情報不足で購入に慎重になってしまいます。
本記事では、DiamondbackとHolsteryの特徴を比較するとともに、アメリカツールバッグ市場の最新動向、国内ブランド製品を使っている人には何がオススメか。それぞれの製品のメリットやデメリットを理解して、あなたに最適なツールポーチを見つけましょう。
アメリカツールバッグ市場の最新動向:主要ブランドと注目の新勢力

アメリカのツールバッグ市場は、長年にわたり「Klein Tools」や「Milwaukee Electric Tool」、「Stanley Black & Decker」などの大手ブランドが主導してきました。しかし近年、これらの従来ブランドに加え、DiamondbackやHolsteryといった新興ブランドが注目を集めています。これらの変化の背景には、消費者ニーズの多様化と製品の進化が大きく関係しています。
主要ブランドの強み
伝統的なブランドである「Klein Tools」や「Milwaukee」は、高品質なツールバッグを幅広く展開し、プロフェッショナル層から絶大な支持を得ています。また、これらのブランドは耐久性と利便性を兼ね備えた製品を提供しており、特に建設業や製造業といったヘビーユーザー向けの市場を支えています
新しいブランドの魅力
一方で、「Diamondback」や「Holstery」といった新興ブランドは従来のツールバッグとは異なる特徴を持っています。
- 軽量で疲れにくい設計
ナイロン製でバッグが軽く、長時間使用しても疲れにくい構造です。 - カスタマイズ可能
収納スペースを自分好みにアレンジできるモジュール式のデザインが特徴です。 - 現代的なデザイン
見た目にもこだわり、スタイリッシュな印象を与える製品が多くのユーザーを引きつけています。
これらの特徴は、特に若い職人やDIY愛好家に人気で、口コミやソーシャルメディアで広く拡散されています。

現代的なデザインとカスタマイズ性だとKNICKSに近いのかな?
アメリカ製の腰袋(ツールポーチ)は、これまで「CLC」や「BucketBoss」など革製のツールバックが日本国内での流通が多かったですが、時代の変化により、エコな素材・長く使用可能な製品・身体への負荷がかからない設計というのが、ツールバック・ポーチのトレンドとして注目されています。
DiamondbackとHolsteryの違いとは?
従来の海外製ツールポーチとの違いは、「軽量性・カスタム性・現代的なデザイン」という点をご紹介しましたが、そもそも、「Diamondback」と「Holstery」の違いは何か「KNICKS」を含め、ザックリまとめました!
商品 | 特徴 |
---|---|
![]() ![]() Diamondback 本格プロ向き | 高品質で耐久性に優れる 10種以上2色左・右用のポーチバリエーション 正規店での購入で5年製品保証 価格が高め ベストスタイルあり |
![]() ![]() Holstery 軽作業・DIY向き | 軽量でコンパクトな設計 手頃な価格 容量や強度がやや劣る ポーチが1製品2サイズしかない ベストスタイルあり |
![]() ![]() KNICKS 本格プロ向き | 国内での生産で品質と信頼性が高い プロ職人に支持される重厚なデザイン 豊富なカスタムパーツ 重量があるため、長時間の使用では疲れやすい場合も ベストスタイルなし |
「Diamondback」と「Holstery」は、ポーチのカスタム数が違う
KNICKSを愛用している方が乗り換えるのであれば「Diamondback」を一度試してみるといいでしょう。
デザインと使い勝手




Diamondbackは、ポケットの配置や容量が豊富で、大量のツールを収納可能です。一方、Holsteryは必要最小限のツールを効率よく収納できるコンパクトな作りが魅力です。
DIYやシンプルな作業の場合、Holsteryを、ハードな現場をこなす場合、Diamondbackを選ぶのが無難です。
耐久性と素材、コストパフォーマンス
![]() ![]() Holstery 軽作業・DIY向き | ![]() ![]() Diamondback 本格プロ向き | |
---|---|---|
価格(ポーチ系単品) | 0.3~1.2万 | 0.5~3.5万 |
耐久性 | ||
主な素材 | ナイロン プラスチック アルミ | ナイロン |
Diamondbackはナイロンがベースの製品が多く、Holsteryは軽量素材をベースにした製品が多いです。
コスパ面で見ると、Diamondbackの商品初めて見た人は、「高い!」となるかもしれません。左右に1個ずつのポーチとベルトを揃えるだけで、10万円ほどの予算が必要になってくるため、実際高額な商品になります。
ですが、Diamondbackは正規販売店でのご購入で5年の保証が付くため、摩耗して穴が開いたり、縫い目のほつれなど、長年の使用でできた製品不良に対応ができます。
Diamondbackをご購入を検討される方は、5年以上の長期的な使用を踏まえて検討するのがよいでしょう。
また、Holsteryに関しては、ツールポーチメインではなく、ツールホルダー系のアタッチメントが人気です。そのため、既存の国内メーカーのベルト、腰袋だけでなく、Diamondbackのツールシステムとの相性が良いので、組み合わせて使うことをおススメします。
ベストスタイルとは


従来の腰ベルトに腰袋や工具差しを通すスタイルと違い、ベストに取付ができるタイプです。胸側にアタッチメントが付けられるため、ツールへのアクセスが良いのが特長です。
ベストに出し入れの多い製品を配置し、
デメリットは、空調服との相性が良くない点です。
ハイバック式の空調服の上にベストを着用することはできますが、日本の夏場は空調服を着ていても暑い環境なので、熱中症のリスクを考えると不向きのスタイルといえます。
DiamondbackとHolsteryを試着するには
DiamondbackとHolsteryは、当然、勢いでポンッと出せる金額の製品ではないです。実際に着用して、自分に合うかを確かめてから間違いのない購入をしたいはずでしょう。
松戸道具屋では、DiamondbackとHolsteryの両方を在庫していますので、実物を見て判断して購入したいという方は松戸道具屋にてご来店お待ちしています。
インターネット上で情報を探しているという方
Diamondback
電気屋優tuber様が松戸道具屋に来店された際の動画が公開しております!
ぜひ、チャンネル登録の方よろしくお願いします!
Holstery
Holstery公式からアップされている動画がおすすめです。
道具屋がおすすめする商品
DiamondbackとHolsteryのおすすめの商品をご紹介します。
最後に
職人さんの業種のほとんどで平均年齢が50歳ほどとなっており、日本の職人の高齢化と後継者不足が深刻な状況となっています。現職の職人さんが長く活躍するために、ユーザーの健康というのも考えていくべきなのかもしれません。
今回の記事では、「Diamondback」「Holstery」をご紹介しました。
両メーカーとも、ユーザーに負担をかけない軽量性とカスタマイズ性の高いシステムがアメリカ国内で人気の商品です。これら以外にも、「Atras46」などあります。
Diamondbackに関しましては、東京都内近郊で取り扱いのある店舗は一部道具屋店舗だけ!
松戸道具屋・篠崎道具屋では、ほぼ全種取り扱いがあるので、ご興味のある方は是非ご来店お待ちしております。
\ 東京・神奈川・埼玉・千葉に16店舗展開 /
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